どうもぱんこです☆
スマホのおかげで仕事がしやすくなったなあとつくづく感じます。
今回は循環器の薬などで大変なガンマ計算を楽にするアプリの紹介です。
当直中に専門外の薬を使用することになった医師や勉強中の看護師から苦手との意見があったのでお伝えします。
有料(240円)ですがこちらのアプリをダウンロードしてください。
【目次】
ガンマ計算について
生命をつなぎとめるのに重要なお薬は精密な量を使用します。
お薬の説明書(添付文書)に記載のある1分間あたり〜μg/kgという単位のことをガンマといいます。
ちなみに海外では使わない単位らしいです。
ドパミンの注射を例にみてみしょう。
現場の医師、看護師、薬剤師にとってこのガンマ計算から実際に使用する投与速度(〜ml/h)が重要です。
ドパミンの場合は薬の表面にガンマと投与速度がしっかり記載があります。
ドパミンならこの表を確認すると量の設定が簡単です。
例えば7ガンマいきたくて、体重が30kgなら速度は4.2ml/時にします。
ガンマ計算アプリの使い方
わかりやすいのでアプリの使用方法をドパミンで説明します。
例)患者さんの体重が50kgだったとします。
このドパミンは含量600mg、液量200mlです。
①体重入力に患者さんの体重を入力します。(50と入力)
②薬量入力は調整した際の薬剤の含量です。(600と入力)
③希釈液量入力は調整した薬剤の液量です。(200と入力)
④患者さんに使用したい量が5ガンマ(μg/kg/分)の場合γ値入力に5と入力します。
⑤完了を押します。
指定γ値における投与速度が表示されます。
この表示された速度(ml/時)をシリンジポンプなどの精密機械へ入力します。
ちなみに④のγ値入力のとなりにある投与速度入力をおすと現在シリンジポンプに設定している量が何ガンマ(μg/kg/分)なのかを確認できます。
薬の適正量を調べる
右上の・・・を押します。
薬剤解説を押すと精密に使用する薬の一覧がでてきますので目的の薬を選択します。
使用する薬剤の適正投与量を簡単に確認できます。
もともと商品名ででてきますが設定から成分名称に変更することも可能です。
ご施設の薬の採用状況に応じて変更してください。
(金額を考えジェネリックで採用している病院もあれば、救急に使用する薬剤は混乱のないようあえて先発薬のままにしている病院もあるため)
薬剤選択の項目から使用する薬剤を選んでおけば、投与量が間違った場合に適正使用外の注意喚起がでるので安心です。
もう一例考えてみましょう。
ハンプを45kgの患者さんに使用する想定
ハンプ5瓶を蒸留水で溶かし、最終的に液量を全量50mlしました。
体重に45を入力
ハンプは1瓶あたり1000μg=1mgですので薬量は5を入力
希釈液量は50mlを入力
使用量を0.1ガンマ(μg/kg/分)でいく場合
投与速度は2.7ml/hとなります。
こちらの速度をシリンジポンプの機械に設定してください。
その他の重要なこと
アプリの配置にも気を配ってください。
いっさいアプリを探す必要がないように配置するのが重要です。
自分にとって重要なアプリは画面をみなくても指をはこべるよう配置します。
まとめ
使い慣れない薬、精密な調整を要するお薬は量や速度を間違えると大変です。
こちらのアプリで確実な計算と確認に役立ててください。
多忙の業務な中で確実な仕事をすることと今ある便利なものを利用して時短することが大切です。
ではまたお会いしましょう☆
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