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【将来の職業を考える子供とその親へ】薬剤師からみた医師の仕事を紹介

どうもぱんこ(@pandafullife)です☆

医師という職業に、かっこいいやお金持ちのイメージをもつ方も多いのではないでしょうか。

医師の実情も知ってもらった上で検討の材料にしてもらえれば幸いです。

お金、健康、時間のバランスが幸せには重要です。

薬剤師の視点から医師の現実について今日はお伝えします。

【目次】

医師の仕事のつらいところ

圧倒的に時間がない

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時間がないのは学生の頃、医師になってからの両方です。

学生の頃からかなりの時間を勉強に費やさなければ、まず医学部に合格しません。

何年も浪人することもめずらしくありません。

無事に卒業をしても、医師はブラックな仕事です。

定時より早く出勤し、患者の状態を報告しあいます。

当直したら、寝れない場合もあります。

寝れなくても、その体調のまま予定の手術をこなさなければなりません。

当直ではない日も、緊急時は電話がきて手術に行かなければなりません。

隙間時間で、ぐったり診察室で寝ている医師もいます。

ほんの数分でも体力を回復させないともたないからです。

体調不良でも、よほどでなければ仕事を休めません

自分自身が入院中でも、患者のカルテを確認をしている医師もいます。

金銭面から医師をみてみよう!

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医学部にいく場合、学費は国公立で年に一律53万5800円です。

しかし、私立の学費がとても高額のため、国公立の受験の難易度は著しく高いものになってきます。

難易度が高くなると浪人する可能性があがります。

大学により幅がありますが、私立なら2000万から4000万の学費が6年で必要です。

次に収入面をみてみましょう。

開業医か勤務医かでも異なりますが、勤務医の年収は平均1000万から2500万と言われています。

院長の場合は給料もさらに上がるものの、冠婚葬祭や交際費がかなり多くなります。

年収はあくまでも税金が引かれる前の金額であり、多くなればその分高い税率となることも忘れてはなりません。

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病院のスタッフと食事にいくと、医師が全額か大部分を出費します。

所属する学会が多数のため、その費用もバカにはなりません。

まず年会費がかかります。

学会に出席するのも国内外をいろいろまわることになります。

その費用負担が自己負担かは勤め先の規定で違ってくるので、自己負担ならかなりの負担になってきます。

高級車や立派な家に住んでいるなどはあるでしょうが、時間がないので使い道が限定されるからだと思ってください。

精神的苦痛面から医師をみてみよう

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上司の論文の手伝いや自分自身書くことを強要されることもあります。

データ取りに時間を費やします。

自由な時間を搾取されるストレスに悩むことになります。

実際、うつ病になった医師もいました。

当直、論文や緊急の呼出しなど寝れない日が続いても、外来で患者対応が悪いとクレームがきます。

人の命を救うという重大な仕事であるゆえにその重圧も一番大きい仕事です。

費やした学費や時間から、医師をやめるという選択がなかなかできないでしょう。

まとめ

たいていの医師もののドラマや漫画は、かっこよく描いていますが現実はそんなに甘くありません。

もらっているお金がでかくても、でていくお金も大きいです。

学生のときはその大切さに気づきにくいですが、自由な時間はあまりないと思ってください。

医師のいい面ばかりでなく、現実も知って欲しい。

以上ぱんこでした🐼

ABOUT ME
ぱんこ
薬剤師18年目、病院で薬局長の経験が10年あり。効率よく仕事を終わらせ、定時退社に全力を注ぐ。